Waseda Weekly早稲田ウィークリー

「一生モノの何か」を始めるために。 借り物ではない自分の言葉を育む読書

東京?荻窪の繁華街から離れているにも関わらず根強いファンを持つ小さな個人書店「Title」の店主?辻山良雄さん(1997年政治経済學部卒)と、本屋ライターであり、下北沢で「BOOKSHOP TRAVELLER」という“本屋を紹介する本屋”を営む和氣正幸さん(2009年第一文學部卒)との対談。前編では、お二人が営む本屋について、そして本屋と出合った學生時代の記憶などが語られました。

後編となる今回は、安定した會社員生活を投げうって獨自の道を歩み出したお二人の人生について、そして、そんな彼らを支える本の魅力について伺います。幹線道路沿いとは思えない、穏やかで居心地のいい「Title」の店內で、落ち著いた時間に囲まれながら、二人は靜かに語り出しました。

※)対談は2020年3月10日に行いました。2020年5月20日現在、「Title」は短縮営業、「BOOKSHOP TRAVELLER」は臨時休業しています。最新情報は各店舗のWebサイトをご確認ください。

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獨立前夜。カルチャー本だけじゃない、生活の中で求められる本を屆けること

獨立前夜。カルチャー本だけじゃない、生活の中で求められる本を屆けること

前編では、學生時代の記憶を振り返っていただきました。就職先として出版社を選ぶという選択肢もあったかと思うのですが、なぜ辻山さんは、本をつくることではなく、本の販売を選んだのでしょうか?

辻山
學生時代に「こぐま社」という児童書出版社で本を出荷するアルバイトをしていたし、就職活動をして內定をもらった出版社もありました。しかし、よく考えてみると、僕自身がつくりたいと思える本がなかったんです。

そんなとき、出版業界について書かれた本の中に、「書店の店頭では、その時代を自由に編集し、提案することができる」と話す書店員さんのインタビューが載っていました。出版されている本を店頭に並べ、お客さんとの間をつないでいく。そうやって、本を使って世の中を豊かにしていくことに魅力を感じた んです。そこで、書店チェーンの「リブロ」に飛び込みました。

リブロではどのような會社員時代を送っていたのでしょうか?

辻山
もともと、リブロに入社を決めたのは、當時、西武池袋本店の中にあった「リブロ池袋本店」(現:三省堂書店池袋本店)の雰囲気に魅力を感じていたから。カルチャー関係の本や洋書などが並び、先鋭的で自由を感じられる空間だった んです。

しかし、就職してから初めに配屬されたのは練馬區の大泉學園にあった店舗。そこで、學習參考書のコーナーを任されます。

時代の先端を走る先鋭的なカルチャー本とは真逆の世界ですね。戸惑いはなかったのでしょうか?

辻山
少なからずありました。しかし、そんな本を販売しながら気付いたのが、當たり前のことですが、世の中は「洋書やカルチャー関係の本に親しむような人ばかりではない」ということ。最先端のカルチャーとは無縁な人にもそれぞれの生活があり、その生活の中で求められる本がある んです。

今でも印象に殘っているのが、福岡の西新にある店舗に勤めていたときのこと。ここは、繁華街の中にある店舗ではなく、どちらかというと、地元の人々が普段の生活の中で通ってくれるような気取らないお店でした。

ちょうど『ハリーポッターと炎のゴブレット』(靜山社)が発売されたころで、このとき、発売のキャンペーンとして店頭に「現在の予約は〇〇冊!」と大きく貼り出したんです。そんな俗っぽい営業を行ったところ、発売日までに700件あまりの予約が入り、リブロチェーンの中で全國2位の売り上げを記録しました。
Title店主?辻山良雄

消費者心理をあおる売り方ですね。

辻山
こういう売り方は、最先端カルチャーのような「かっこよさ」や「洗練」とは真逆 ですよね。けれども、発売日になって引き換えに來たのは、「待っていました」「子どもが楽しみにしていたんです」と、笑顔で引き取りに來るお客さん。そんな反応は、本を売る立場として、とてもうれしかったですね。

學習參考書を売ることも、ハリーポッターを売ることも、最先端のカルチャーを紹介する本を売ることにも、本質的な差はありません。それらは全部「必要としている人に必要としているものを屆ける」ということで差はない のです。

和氣さんは、大學時代にアルバイトをしていた「BOOKOFF」で本や本屋の面白さに目覚めたものの、大學卒業後には、一般企業に就職しています。

和氣
はい。しかし働き始めると、自分が組織の中で働くことには向いていないことに気付かされ、獨立を考えるようになっていきました。どんな仕事がいいかな…と考えたときに思い至ったのが、大學時代から觸れていた本屋の世界です。

ただ、調べてみると、本屋になるためには高いハードルがあった。あるサイトを見ていたところ、「駅前に10坪の新刊書店を開くのには數千萬円が必要」と書かれていて、絶望的な気分に…。また、古本屋を始めるにしても、開業するための知識やつながりもありません。

そこで、本屋について知るために、現在も続く「BOOKSHOP LOVER」のサイトを開設し、本屋を紹介するブログを始めたのが會社員時代の2010年。ちょうど、インターネットの世界でもブロガーが多く出始めたころでした。
 BOOKSHOP TRAVELLER店主?和氣正幸

當時、お気に入りだった本屋さんはどこでしょうか?

和氣
殘念ながら昨年の2019年に閉店してしまいましたが、大阪?心斎橋にあった「スタンダードブックストア」ですね。1フロアで200?300坪くらいある広い店舗面積に圧倒された!1階には雑誌、マンガ、カルチャー系の本がズラッと並び、さらに、エスカレーターを降りて地下に行くと…! そこには、文學系もあるし食関係の本も豊富に取りそろえられていたんです。そんな空間の中に身を置いたら、もう、わくわくした気持ちが止まらないっ!!

興奮が伝わってきます(笑)。では、どのようなタイミングで実際に會社を飛び出すことを決心したのでしょうか?

和氣
「BOOKSHOP LOVER」でライターとして記事を書きながらも、會社では東京に事務所を移転するプロジェクトに総務として攜わっていました。そのプロジェクトが成功に終わったことが評価され、営業の第一線からお聲が掛かったんです。

會社員としては出世コースですよね。

和氣
はい。けれども、「やります」と即答することができなかった。そのときに「やっぱり自分は會社に居続けることはできない」と痛感 したんです。この先、モチベーションがなく仕事をしていても、きっと會社に対して迷惑を掛けてしまう。そこで、絶対に獨立しなければいけないと確信して、退職願を提出したんです。

獨立する怖さは少しありましたが、続けていた「BOOKSHOP LOVER」を見てくれている人がいるということに背中を押されましたね。

辻山さんセレクト
「會社員時代に支えられた一冊」

書影

『自分の仕事をつくる』西村佳哲著(ちくま文庫)

「獨立しても會社にいても、そう意識するだけで仕事はあなたのものになる。やらされる仕事から、自分でやる仕事へ。その方が絶対楽しい」

「全力で生きて、満足して死にたい」 獨立を支えた決意

「全力で生きて、満足して死にたい」 獨立を支えた決意

辻山さんは、リブロを辭め、2016年にTitleをオープンしました。

辻山
自分の場合、和氣さんとは異なり、「いつかは獨立したい」と強く思っていたわけではありません。しかし、15年以上「リブロ」に勤めて、これ以上會社にいてもあまり面白いことは殘っていないのではないか…と感じることが多くなっていったんです。

勤続年數が増えて出世をすると、現場から離れ、「書店人」としてよりも「企業人」として 仕事をしなければならなくなります。「そんな仕事をするのは、自分でなくてもいいのではないか…」という気持ち を抱えていました。

ちょうどそのころ、當時配屬されていた「リブロ池袋本店」が閉店することになりました。また、母親が亡くなり、人生を見つめ直す時期でもあった。そこで、池袋本店の閉店と同時に「リブロ」を退職し、「Title」をつくる準備に入ったんです。
書影
辻山さんの著書『本屋、はじめました 増補版』(ちくま文庫)には、事業計畫書をはじめTitleができるまでの全てが記録されている。本屋を志す人はもちろん、何か新しいことを始めたいと思っている人へのバイブル的な一冊

Titleが生まれる背景には、「書店人」としての辻山さんの思いがあったんですね。ところで、開店してから5年目ですが、後悔することはなかったのでしょうか?

辻山
とにかく忙しいことは後悔しています(笑)。週に1回しか定休日がないし、その定休日も原稿執筆などの仕事があるから完全な休みではありません。會社員時代は、いくら責任があるといっても組織の中で守られています よね。しかし、一人だと、自分が動かなければ物事は進まない。「逃げられない」というしんどさは常に抱えています

ただ、どこかに逃げ道をつくっている會社員生活をしていると、「生」の実感から遠ざかっていくような気持ちになるんです。そんな気持ちは、出世して現場から離れれば離れるほど大きくなる。「全力で生きて、満足して死にたい」そんな気持ちから、獨立を選んだ んです。
「Title」店主 辻山良雄
開店準備をする辻山さん。毎日屆く新刊を確認し、棚の整理を行う
和氣
僕の場合、獨立して一番実感したのが「シンプルになった」ということ。會社員時代は周囲に合わせたり、根回しをすることが必要でしたが、今は自分が考えていることとやっていることが一緒。もちろん、會社員時代とは異なるプレッシャーはありますが、余計な回り道がなくて気持ちがいい んです。

近年、読書人口は少なくなってきていると言われています。そんな狀況の中で、「本の魅力」はどこにあると思いますか?

辻山
本が持っている魅力は「明日から役に立つ」というものではないこと だと思っています。本を読むことによって、その人の「芯」となるようなものがつくられていく。

自分を例にすれば、學生時代から好きだったサリンジャーのような外國文學は、會社員時代はそんなに役に立つものではなかった。しかし、自分の店をつくってみると、本によってつくられた自分の芯が強く影響していることが見えてきました。
書影
辻山さんが學生時代に出合い衝撃を受けたという『ナイン?ストーリーズ』(J.D.サリンジャー著、新潮文庫)
それは、本屋という仕事に限らず一般企業に勤める會社員でも同様 です。社會人になって最初の10?20年は、情報をやりくりしながらそれらしい仕事はできるかもしれません。しかし、一生のスパンで仕事を考えるなら、情報のやりくりだけでなく、自分の芯が必要な局面が必ず出てきます。

そして、芯を持つことによって、「自分の言葉」を生み出せるようになります。どんな仕事においても、何かを始めるためには他人からの借り物ではなく、自分の言葉が不可欠。本を読み、自分と向き合いながら考えを深めていくことは、自分の言葉を形作ることを助けてくれるんです。
和氣正幸、辻山良雄
和氣
僕は、本の魅力は「遅くて長いメディア」であること だと思います。例えばSNSに流れる時間感覚は早すぎて、つい流されてしまう。そういったときに本を読むと、自分のスピードを調整してくれる ように感じるんです。

最近読んでいるものだと、荒川洋治さんという詩人の本や、エッセイストの平松洋子さんによる『ステーキを下町で』(文春文庫)のような本は、そわそわした気持ちをすっと整えてくれるように感じます。
書影
人気の食べ歩きエッセイシリーズ、『ステーキを下町で』(平松洋子著、文春文庫)

日常の時間から切り離してくれる存在として、本の魅力がある、と。

和氣
いえ、逆ですね。本を読むような時間こそが日常なんです。SNSのような僕らを取り巻く時間は日常ではありません。日常に戻るために、本が必要なんです。
辻山
生活をしていると「仕事上の自分」や「SNS上の自分」など、さまざまな自分を使い分けていますよね。しかし、それによって、いつの間にかストレスがたまっていく。そんな「使い分けられた自分」から違う時間に身を置くことで、自分自身に立ち戻ることができるんです。

和氣さんセレクト
「遅くて長い本」

書影

『改訂新版 思想史のなかの科學』伊東俊太郎?広重徹?村上陽一郎 著(平凡社)

「対談ベースなので非常に読みやすいです。SNSなどを追っていると、視野が狹くなり意味のない焦りや不安に駆られてしまうこともあると思います。そんな中で、現在を過去からの流れを踏まえた上で把握しようとすることは、そういった感情から一歩距離を置くためにも有意義です。また、今われわれが依って立っている『科學』と『技術』について知ることは、大局的に社會を見る上でも有用だと思います」

本屋は今、はるかに面白くなっている

本屋は今、はるかに面白くなっている

では、Amazonをはじめとするオンライン書店が勢いを増していく中で、お二人は本屋へと足を運ぶ魅力をどのように感じていますか?

辻山
これも、先ほど話した「自分が求めているものを探すこと」や「自分に立ち返ること」と共通しています。本屋は、街の中にあるパブリックな場所である一方、半分はプライベートに近い場所。パブリックとプライベートの「あわい」にあるような空間 です。Titleでも、お客さんが その人自身に戻れるよう、街道沿いでにぎやかな「表」とは違う落ち著いた空間をつくることを意識しています。
Title店內の様子
Titleの2階にあるギャラリースペース。取材時は、石田千さんのエッセイ集『窓辺のこと』刊行記念として、挿絵を描かれた牧野伊三夫さんの原畫と、関連した器や同人誌の展示販売が行われていた
和氣
本當にそうですね。本が並んでいる空間にいると、さまざまなタイトルに目が止まったり、逆にこぼれ落ちたりします。普段の生活の中では、さまざまなものに追い立てられて、どうしても思考が拡散してしまいますが、本のタイトルを見て、ぱらぱらとめくっているだけでも「自分の興味はこっち方面だったんだ」と、再確認することができる んです。
和氣さん

では、これからの本屋はどのようになっていくと思いますか?

辻山
「これから」の前に、「これまで」の本屋がどのような商売だったかをお話した方がいいでしょう。魚屋は魚のことを知っているのが當たり前だし、八百屋は野菜のことを知っているのが當たり前ですが、これまで多くの本屋は、本のことを知らなかった んです。

出版社と書店の間には「取次」と呼ばれる流通業者が入っていて、彼らからの委託販売によって本屋は営業しています。だから、これまでの本屋は、どんな本を仕入れたらいいのかを考える必要はなかったし、本が売れる時代には、取次から送られた本を並べておけば自動的に商売が回っていた んです。
辻山さん

本屋というのは、特殊な世界だったんですね。

辻山
はい。しかし、今はそういう時代ではありません。読書人口が少なくなって、かつてのように多くの人が本屋に足を運ばず、本好きの人だけが本屋に足を運ぶ時代になりつつあります。「取りあえず並べておけばいい」という態度では、すぐにお客さんに見抜かれてしまうんです。本について熟知していること。そして、知らない人にも興味を持たせられること。それが、これからの本屋には必須になるでしょう。

ピーク時に全國で2萬店あった本屋の數は1萬店あまりまで減少し、數字の上から見ればどんどんと凋落していくように見えるかもしれません。しかし、それは「本屋」という場所が健全になっている証拠 だと思っています。

以前よりも意志を持って商いをしている個人書店は増えており、イベントを開催すれば熱心なファンで店內は満員になる。かつて、業界全體の売り上げがよかった時代よりも、本のことを本當に好きな人たちがさまざまな工夫をしている今の方が、本屋ははるかに面白くなっている んです。

和氣さんセレクト
「いま、大學生に読んでほしい一冊」

書影

『日本沈沒』 原作小松左京、一色登希彥版(小學館)

「日本という國とか國民性とかに対して違和感を覚えているなら読んでみてほしいです。その違和感の答えが分かりやすく提示されているように思います。危機に際してこの國がどうするのか。今後を考える上でも役に立つシリーズです」

INFO

??Title

住所  : 東京都杉並區桃井1-5-2

TEL   : 03‐6884‐2894

営業時間: 12:00~21:00
(CAFEのL.O.20:00)

定休日 : 水曜?第3火曜

※最新情報はWebサイトにてご確認ください
https://www.title-books.com/

INFO

??BOOKSHOP TRAVELLER

住所  : 東京都世田谷區北沢2-26-7
アパートメントストア1階

営業時間: 10:00~19:00

定休日 : 水曜?木曜(不定期)

※最新情報はWebサイトにてご確認ください
https://wakkyhr.wixsite.com/bookshoptraveller/

プロフィール
プロフィール

辻山 良雄(つじやま?よしお)

東京?荻窪の書店「Title」店主。1972年兵庫県生まれ。早稲田大學政治経済學部卒業後、大手書店チェーンリブロに入社。広島店と名古屋店で店長を歴任後、2009年より池袋本店マネージャー。15年の同店閉店後退社し、16年1月、新刊書店「Title」を開業。定期的に開催されるイベント、ギャラリー展示も人気。著書に『本屋、はじめました 増補版』(ちくま文庫)、『365日のほん』(河出書房新書)。共著に『ことばの生まれる景色』(ナナロク社)。@Title_books

和氣 正幸(わき?まさゆき)

本屋ライター。1986年東京都生まれ。東京?下北沢にある本屋のアンテナショップ「BOOKSHOP TRAVELLER」店主。早稲田大學第一文學部卒業。インデペンデントな本屋の情報?ルポを発信するWebサイト「BOOKSHOP LOVER」を運営しながら、さまざまな本にまつわるイベントも主催。著書に『東京 わざわざ行きたい街の本屋さん』(G.B.)『日本の小さな本屋さん』(エクスナレッジ)、共著に『全國旅してでも行きたい街の本屋さん』(G.B.)、『全國 大人になっても行きたいわたしの絵本めぐり』(G.B.)。@wakkyhr

取材?文:萩原 雄太

1983年生まれ、かもめマシーン主宰。演出家?劇作家?フリーライター。早稲田大學在學中より演劇活動を開始。愛知県文化振興事業団が主催する『第13回AAF戯曲賞』、『利賀演劇人コンクール2016』優秀演出家賞、『淺草キッド「本業」読書感想文コンクール』優秀賞受賞。かもめマシーンの作品のほか、手塚夏子『私的解剖実験6 虛像からの旅立ち』にはパフォーマーとして出演。http://www.kamomemachine.com/
撮影:白井 晴幸
編集:橫田 大、裏谷 文野(Camp)
デザイン:中屋 辰平、林田 隆宏
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